ビフィズス菌でアレルギーの改善

ビフィズス菌には免疫細胞中のT細胞のバランスをとる力があります。
ビフィズス菌を取ると「ロングム菌BB536」という菌ができTh2を減らしアレルギーを抑える働きがるのです。

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「ビフィズス菌bb536」は、1969年に発見されてから、さまざまな乳製品に添加されて多くの人々に愛されてきました。

もともとビフィズス菌は乳幼児時代から大腸に生息していますが、年齢を重ねるにつれ「減少」してしまいます。
食事からとろうとしても、酸素や酸に弱い性質を持ち、ヨーグルトなど食品への添加が難しいとされていました。

ところが、このbb536は酸素や酸に強い性質を持っていて、食品に加工しても胃酸などによって死滅することもなく、
生きたまま大腸まで届く点が、従来のビフィズス菌との大きな違いでした。

今では30種類位あるとされているビフィズス菌の中でもこの「ロングム菌BB536」が日常で重用されています。
ビフィズス菌が直接症状を軽減するのではなく、活性することにより腸内の悪玉菌が抑えられそれにより、T細胞が活発化
→「免疫機能」が活性化されることが分かっています。

自己免疫機能を傷つけるニューキーラ―細胞に働きも抑制するため「アレルギー」抗体を抑え アレルギーを緩和します。

アトピーや花粉症・・・アレルギーの原因とは?

そもそもアレルギーとは何なのでしょうか?

本当は害のないものを私たちの身体が敵と判断し必要以上に攻撃し続ける過剰防衛が
アレルギーの原因です。

免疫細胞の70%は腸に集中していますが、この免疫細胞にもバランスが存在し、
バランスが悪い状態だとアレルギーが起こりやすくなります。

アレルギー発症のきっかけはヘルパーT細胞という免疫細胞が深くかかわっています。

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T細胞はリンパ球の一種で、末梢血中のリンパ球の70〜80%をT細胞が占めています。
名前の『T』は胸腺を意味するThymusに由来します。

余談ですが、胸のみぞおちの真ん中に「胸腺」という大きなリンパ節があります。
リンパ球は此処で全身を循環・管理統率すべく「高等教育を」を受けているそうです。
身体に間違った指令を出さないように残存率数パーセントのスパルタ教育を受けているそうです。

花粉症にかかわるヘルパーT細胞には、「Th1細胞」と「Th2細胞」の二つが存在します。
赤ちゃんの時に多いのが「Th2細胞」ですがその後、微生物にたくさん触れることで、
腸内細菌の多様化が進み結果として「Th1細胞」が増えてバランスが整っていきます。

この二つのT細胞のバランスが良ければアレルギー反応は起きずらいため、積極的に腸内細菌叢
を発達させる事により、「アレルギー疾患の発症を回避できる」のではないかと考えられています。

様々な腸内細菌の酵素がT細胞などの免疫細胞に刺激を与えることで、免疫細胞のバランスを
整えると言われ、体内の酵素の必要性が言われています。